ガソリン車やディーゼル車に加え、最近人気なのがハイブリッド車です。
モーターで発進してからガソリンで走行し、そのあいだにバッテリーを充電させるハイブリッドシステムは、排気ガスの軽減で環境保全にも配慮しており、そのうえ燃料費が安いことで注目を集めています。
ガソリン車と比べてハイブリッド車はホントに経費節約になる?
まさにハイブリッド車は現代的な車ですが、経費の節約を目的としてこの車を選ぶというのは、ちょっと考えもの…。
たしかにハイブリッド車は、燃費が良いといわれています。
同じ車種のガソリン車とハイブリッド車で比較すると、ホンダフィットのハイブリッド車は1リットルあたり36.4㎞であるのに対し、1,300ccのガソリン車は燃費が26㎞です。
ガソリン価格をリッター130円として走行距離1,000㎞で計算すると、約1,400円の差がでることになります。
ですが、車の維持費は燃料費だけではありません。
通常、ハイブリッド車はガソリン車に比べ、車体価格が20万円から35万円ほど高く設定されています。
エコカー減税で初期費用が安くなったとしても、その差はかなり大きいということになります。
ローンを組むと金利が上乗せされるので、月々の支払金額の差はさらに増えるのです。
加えて問題なのは、メンテナンスの費用です。
ハイブリッド車には走行するための駆動用バッテリーと、電装品を動かす補機用バッテリーの2つが搭載されています。
この駆動用バッテリーは、新車から5年間、走行距離10万km以上を、無償で交換が可能な保証期間と設定しているところが多いようです。
しかし、保証期間を超えて交換が必要となった場合、その費用は本体と工賃を含め十数万円以上、メーカーや車種によっては数十万円もかかってしまいます。
また、ハイブリッド車はガソリン車と比べ、車体重量が重いものが多いので、タイヤやブレーキパッドといった消耗品の劣化が早いというデメリットもあるのです。
さらに、ハイブリッド車は構造が複雑なので、修理が難しいというデメリットもあります。
もし、エンジンやモーター、ミッション部分が故障したとき、 一般的な修理工場では対応してくれないことも考えられるます。
後悔しない車選び
燃費も、市街地走行でなければさほど差はないというデータもありますし、駆動用バッテリーの能力が低下すれば、ハイブリッドといっても燃費は悪くなってしまいます。
これらを考慮すると、ハイブリッド車は市街地をひんぱんに走行する人にはメリットがあるといえるでしょう。
ただし、バッテリーの劣化を考えると、5年前後で手放すのが賢明ということになります。
ハイブリッド車はコストが高いので、たまにしか乗らないが長く乗り続けたいのであればガソリン車の方が良いということになります。
とはいえ環境のことを考えれば、やはリハイブリッド車に軍配はあがるのかもしれません。
コスト重視か、環境重視か、じっくり考えて車選びしたいものですね。
まとめ
ハイブリッド車は、燃料費が安く環境に良いとされるが、消耗品の劣化や修理の面、乗る回数や走行距離など様々なことを総合的に考えると、一概にベストな車とは言えないのである。
また、ハイブリッドではなく、電気自動車も徐々に増えています。
リッターあたりで計算すると電気自動車の方が半額ぐらいです。
ただ、走行距離は平均で200kmです。
ハイブリット車は1,000kmを超える走行距離ですので、追いつくには未だ時間がかかりそうです。
普通充電が約3~8時間、急速充電で約15~40分です。
ガソリンの給油と比較すると遥かに遅いということになります。
最近では、充電ステーションも徐々に増えつつあり、近い将来には、電気自動車が当たり前に時代は必ずやってきます。
更に先日、報道されていたのが、空飛ぶ自動車、空飛ぶタクシーなどがありました。
しかも空飛ぶタクシーは自動運転です。
ドローンが進化していることもあり、その技術を用いた自動車も開発されています。
近未来は、ハイブリッド車・ガソリン車などではないエコカーになるでしょう!
ますば車選びにはコストと環境などをよく考えて後悔しないにしましょうね。