花粉症は一度なってしまえば、一生治らないものだろう…私もそう思ってました。
例年増える花粉とともに、花粉症になる方もどんどん増えていることでしょう。
そんな中、「クスリを使わない、花粉症の治し方」を分かりやすくご紹介していきます。
花粉症治療の現状とそのメカニズム
花粉症は、日本では1961年に始まりました。
アメリカの進駐軍がブタクサを持ち込んだことがきっかけの様です。
花粉症はアレルギーと同じメカニズムで、免疫システムがそのアレルゲン(花粉やハウスダスト、食物など)対して過剰な反応を起こして発症するのです。
なので、よくキャパを超えてしまったらもう治らないものだと思われがちですよね。
通常の花粉症治療は、病院へ行くと大体目薬や鼻の中にするスプレーや酷い方だと内服薬が処方されたりしますよね…
ただ、副作用があったり、治るというよりほんの一時的に症状を和らげるだけで根本的な治療法ではないような気がします。
年々飛散量の増えていく花粉に対して花粉症が酷くなる人もいれば、一方で全然何ともない人も中にはいらっしゃいますよね(^^)
では、その違いって何だと思いますか???
上記で、免疫システムが過剰な反応をすると発症してしまうと言いましたが、
一番関わってくる体の器官は“腸”です。
腸の壁の免疫細胞が、様々な要因によってバランスを崩し、
そこに隙間をあけてしまうのです。
“リーキーガット症候群”(腸漏れ症候群)等と呼ばれています。
知らず知らずのうちに、腸に穴が開いているなんて恐ろしいですよね…
腸は、必要な栄養素を吸収し、カラダ全体の調整をしている大事な器官なのです。
腸の調子が悪くなると、花粉症や食物アレルギー等を発症し、アレルゲンに対応出来ない身体になってしまったり、食欲がコントロールできなくなったり、糖尿病になることもあります。
それ以外にも沢山病気の原因とされています。疲れやすい体になってしまったり、心の病気であるうつ病の原因にもなりかねません。
クスリによる治療法だと、一時的な症状を抑えるだけなので、生涯ずっと花粉症と付き合っていかなければなりません。
栄養摂取で、いますぐにできる花粉症対策!!!
花粉症の人って、栄養が足りてないの???と不思議に思う方もいらっしゃると思います。
基本的に、花粉症をはじめとしたアレルギー疾患は、免疫機能低下によって起こります。
「幸せホルモン」と呼ばれる“セロトニン”なんかは、腸で90%も作られます。
♪花粉症に対する栄養アプローチは7つ♪
- タンパク質を沢山食べる(ただし乳製品と小麦は控える)
- 質の良い脂質を摂る
- 甘い物を控える
- ビタミンDを摂取する
- 腸内環境を整える
- 女性は鉄、男性は亜鉛を摂取
- それらの栄養素を必要量摂取すること
以上の7つです。
タンパク質は、カラダを構成しているベースのものです。
腸漏れ(リーキーガット)を起こしている方は、小麦粉や乳製品、糖質、質の悪いアブラ、そして過度なストレス等によって傷ついたのだと思います。
タンパク質は、肉や魚・卵・大豆と色々ありますが補酵素であるビタミンB6と一緒に摂ることで、初めてカラダの中で使えるようになります。
タンパク質だけ沢山摂っても良くならない時は、一緒に摂ってあげると良いでしょう。甘い物を控えてほしい理由は、血糖が不安定になるのと、例えばアトピー等の皮膚の炎症・カラダ全体の炎症を促進してしまうからです。
逆に、カラダで起こっている炎症を抑える作用があるものが、アマニ油やえごま油、魚油などのオメガ3脂肪酸と呼ばれるものです。
糖質制限やオメガ3脂肪酸であるアマニやえごまは結構流行っていますよね!!!!(^^)
ここで、一番の決め手の栄養素である“ビタミンD”ビタミンDは骨を丈夫にすることで良く知られていたりしますが、太陽の光を浴びることによっても、体内でつくることができます。
くる病になってしまう小さい子供は、お母さんが気を遣って紫外線に当てないように気を付けすぎてビタミンD不足になってしまい、起こることもあります。
ビタミンDは様々な研究によって、骨だけではなく、脳や心臓、腸、血管、筋肉など
カラダの至る所に直接働きかけるホルモンとして知られるようになりました。
“アレルギーの特効薬”とも言えます!!!!
花粉症の方は、過度な欠乏がある可能性が高いのでサプリメントの摂取をお勧めいたします。
出来れば天然のビタミンD3が良いでしょう。
まずは一日2000IUを目安に、効果が薄ければ少し増やしてみる。
また、同時にビタミンAも摂取するとより効果が発揮されるでしょう。
ほとんどの人は栄養不足???今日から7つの栄養アプローチを実践しよう!
自然のもので全て補えるという考え方が、栄養療法にはあると思います。
しかし、自然のものと言えど、どうしても食事だけでは必要摂取量に満たない栄養素もあります。
例えばビタミンB群であれば、食事のみで必要量摂取するなら、納豆1875個分です。
ヒレステーキに例えれば100gを62皿です…
他にも、鉄はカツオ100g8皿、ほうれん草100g7,5皿と一日の食事でそこまで食べるのは厳しすぎます…
そこで、食事だけで補えるものはそれで、足りないものはサプリメントで補うのが、薬の様に、カラダに負担をかけることなくベストな方法だと思います。
花粉症等と症状が既に出ている人は、“意識して食事ををしたり栄養を摂ること”が大事です。
私たちが健康でいられるためには、食事・睡眠・運動をバランス良く行うことが基本です。
身体も同じで、約60兆個の細胞で出来ていて、そのバランスが崩れると病気や疾患を促します。
花粉症もその一つだと言えます。
昨日食べたもので、今日のあなたのカラダは出来ています。
一日でも早く花粉症を治したい方は、先程ご紹介した7つを、今日から沢山栄養を摂ることをお勧めします。
まとめ
花粉症は、腸壁が傷ついて、免疫機能が低下することで発症していた。
治すには、一番のカギは“ビタミンD”続いて、タンパク質中心の食事にすること腸の粘膜を傷つけてしまう、小麦(グルテン)・乳製品(カゼイン)を辞め、糖質制限と良質なアブラ(オメガ3脂肪酸)を積極的に摂ろう!!
思っている以上に普通の人は栄養が足りていないので、副作用のないサプリメントで補おう。
花粉症だけでなく、腸を整えることでカラダの不調が全部良くなる!!!!
今日からの食事で、明日からの自分を変えることができる!!