朝、起きたばかりで、なかなか自分にエンジンがかからないとき、あなたはどのようにして目を覚ましますか。
眠気覚ましにコーヒーを飲む人という人も多いと思います。
ホットでもアイスでも、コーヒーのあのにがみは、いかにも頭をスッキリさせてくれる成分があるような気がしますよね。
ですが、実際のところ、世間でいわれているほど、コーヒーには眠気を飛ばすという効果はありません。
それどころか、前述のように冷え性の人には、不適切であるといえるでしょう。
コーヒー豆のカフェイン含有量とその特性
白湯(さゆ)ではなく“温かいコーヒー”を朝一番の習慣にしている人も多いでしょうが、冷え性の人は、できるだけ控えたほうがよさそうです。
なぜなら、コーヒーに含まれるカフェインは、利尿効果を高めるという効果があるからです。
排尿時に体温が奪われ、身体を冷やす原因になってしまうのです。
コーヒーに覚醒効果があると思われているのは、カフェインが含まれているためでしょう。
カフェインは、アルカロイドという化合物の一種で、神経を興奮させる作用があり、倦怠感や頭痛にたいする効果も期待されていると言われています。
そして、コーヒー豆100gのなかには、1.3g程度のカフェインが含まれています。
しかし、コーヒーが飲み物になる段階では、カフェインは100㎖中わずか0.06gにまで減ってしまいます。
これは、焙煎などの過程で、コーヒー豆のカフェイン含有量が減少するためとされています。
一般的な市販の眠気防止薬1回使用分に含まれるカフェインは0.2gですから、コーヒーの合有量が、どれだけ少ない量なのか、お分かりいただけると思います。
つまり、コーヒーの1杯や2杯程度では、あまり覚醒効果は期待できないということになります。
ちなみに、緑茶の玉露には、コーヒーの3倍近い0.06gのカフェインが含まれているので、目覚めの効果を望むなら、玉露を飲んだほうがいいといます。
ラムネ菓子で眠気がとれる?
食材のなかには、カフェインは入っていないものの、眠気予防の成分が含まれているものがあります。
それは、ラムネ菓子です。
意外なようですが、ラムネ菓子には一種の覚醒作用があるとされているのです。
仕事中や勉強中にボーッとしたり、睡魔に襲われたりする理由の1つには、血糖値が下がり、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足するためと言われています。
それゆえ、ふたたび脳を活性化させるためには、ブドウ糖を補充し、血糖値を上げる必要があるわけです。
じつは、ラムネ菓子の原料は何と90%以上がブドウ糖なのです。
そして、ラムネ菓子を摂取すると、ブドウ糖はすばやく体内に吸収され、脳は集中力を取り戻すことができるということです。
1回に摂る量は、10粒程度がおすすめのようですので、一度試してみて下さいね。
まとめ
- 朝一でコーヒーを飲んでも、それほど目覚めの効果を望めない。
- 覚醒効果を期待するなら、コーヒーより玉露を飲んだほうがいい。
- ラムネ菓子には、カフェインは入っていないものの、中に含まれるブドウ糖の眠気予防の成分によって、脳は 集中力を取り戻すことができる。
※目覚めの効果がコーヒーよりも玉露というのは知っていましたが、コーヒーのカフェインがそれ程まででもないと言うのは知りませんでした。
会社に出勤して、すぐ自販機でコーヒー買って、席について飲むというのを習慣化を何年も続けていました。
多分、砂糖・ミルク入りの缶コーヒーだったので、甘さで少し目が覚めたように感じたのかと思います。
それと缶コーヒーに砂糖が大量に入っていると言うのを聞いたことがあります。
最近は、ブラックしか飲まないようにしてますが、目が覚めたような気がするのは、コーヒーはめが覚めると思っているからなのかも知れませんね。