毎日、パソコンにスマホと、現代人にとって目薬は欠かせない常備薬となりました。
とりあえず目薬をさせば、疲れ目が爽快感を覚え、少し復活することができます。
なかでも清涼感が強いものは、眠気覚ましにもなりますし、花粉症対策などアレルギーの人にも、症状の緩和になり、とてもありがたい存在です。
目薬の“さしすぎ”は危険!
風邪薬などもそうなのですが、人間の身体は過剰な摂取によって耐性ができるため、通常働くべき機能が衰えてしまうことがあるのです。
目薬の場合、ほどよい分量は、1滴です。
目が大きいから1滴じゃ足りない、と思っている人がいるかもしれませんが、人間の眼球の大きさに違いはありません。
また、まぶたと眼球のあいだにためておける水分の量は、0.02~0.03㎖と言われています。
目薬の1滴は、約0.05㎖なので、1滴でも多いくらいなのです。
さらに、あふれた目薬が、目の周りの薄くデリケートな皮膚に付き、かぶれたり炎症を起こす原因にもなりかねません。
かゆさに耐えかね目をこすったりすると、それが原因で眼病を引き起こすという、負の連鎖にも気をつけたいですね。
さらに、目薬をさす回数も注意が必要です。
1時間ごとに目薬をさす人もいるようですが、そんなにひんぱんにさすと、ゴミや汚れを取って目をうるおすどころか、涙で運ばれている脂質、ムチン、たんぱく質などの保湿成分や目の栄養分なども一緒に流れでてしまうこともあります。
その結果、目の表面の保湿能力が低下して、“ドライアイ”につながりかねません。
しかも、目を保護するバリアがはがれると、目が傷ついて細菌が侵入するリスクも高くなるのです。
また、目薬をさした後、全体に行き渡らせようとして何度もまばたきをするのも意味がないことです。
それは、目をパチパチさせると、涙と混ざり合った目薬が目頭に集まり、ほとんどあふれ出てしまうからです。
正しくは、目薬を入れたら静かに目を閉じ、軽く目頭を押さえて1分間ほどそのままにしておきましょう。
乾いたら、そのぶん外から補充をすると気分的にホッとするのですが、肌と同様、手をかけすぎると自己回復力が鈍くなってしまいます。
身体の過保護はほどほどにしたほうがよいでしょう。
実際、目薬をさしてみると、目が勝手にパチパチしてしまいます。
多分、一回さす量が多いからだと思います。
目薬は平気な方もいますが、さす自体苦手な方も多いようです。
ただ、一回の量は1滴ですので、苦手な方はでも続けていれば、慣れると思います。
また、海外では、ユニットドーズ(一回投与分)の目薬が多いようです。
日本は殆どが、複数回使用できるのに対して、海外はユニットドーズです。
人気なのかは分かりませんが、割高で使い勝手はあまり良くないと聞いてます。
なので、海外では、日本の目薬が結構人気です。
確か、メジャーリーガーで日本人が目薬を持ち込んだら、とても喜ばれたという話をしていました。
持ち込みが良いのかは分かりませんが、お土産に持っていくと良いとか言ってました。
メジャーリーガーは特に刺激が強いのが好みのようです。
まとめ
目薬は、あまり刺激の強いのは良くないと聞きます。
でも、とても爽快感があるので疲れた時は、つい多めに使ってしまいます…。(-_-;)
最近は、パソコン用の目薬を使うようにしています。
少し粘り気があるように感じ、目が疲れている時は、じわじわ効いてくるようです。
何れにせよ、適度に使うということが大事ですね。
目薬は、容器の先がまつげやまぶたに触れないように1滴をさし、そのまま目を閉じ、目頭を軽く押さえて1分待つ。
過剰に目薬をすると、自己回復力が鈍くなるので、さしすぎに注意しましょう。