家庭のなかで電気代が一番かかっているのは、やはり冷凍冷蔵庫ではないしょうか。
省エネ化が年々進み、最新機器では、冷蔵庫(401~450リットル)の年間消費電力量を比較すると、2007年が570~640キロワットアワー、2017年が290~320キロワットアワーと、なんと約2分の1になっているといいます。
電気代(1キロワットアワー27円で計算)に換算すると、年間で8,640円も差がでるということです(日本電機工業会調べ)。
1日にすると大したことがないようですが、1年で考えると大きいですよね。
さらに、使い方しだいでもかなりの節電ができるのです。
たとえば、

①冷蔵庫の開閉回数と時間を減らす。
②温度設定を「強」にせず、「中」「弱」を選択。
③庫内に詰め込み過ぎない。
④後ろと側面に適当な隙間をつくって設置。上部にものを置かない。
⑤温かいものは冷ましてから入れる。
⑥冷気の吹き出し口をふさがない。
⑦背面も定期的に掃除する。
⑧ドアパッキンを定期的にチェックして古くなっていたら交換する
などなど…細かいことですが、それが一つ一つ大事なことなのです。
面倒だと思わずに、日々のこうした小さな努力をおしまず、節電を心掛けましょう。
冷凍庫はすきまなく詰め込み、冷蔵庫は詰め込まない
ところで、⑧の「詰め込み過ぎない」をちゃんと実践している人も多いことでしょう。
ですが、冷凍庫も同様に詰め込まないようにするのは、間違いです。
じつは、⑧は冷蔵庫だけに通用する節電方法なのです。
冷凍庫は、詰め込んだほうが効率がよいのです。

しかし、冷蔵庫の場合は、詰め込み過ぎると冷気の流れが悪くなり、消費電力が増えてしまいます。
ですから、冷蔵庫は詰め込みすぎてしまうと、逆に電気代がかかってしまうことになります。
ですが、冷凍庫は、食品をあまり入れずに空間をつくってしまうと、逆に消費電力が増えてしまいます。
さらに冷凍庫に食品をたくさん詰めることで、凍った食品自体が保冷剤の役目を果たし、庫内温度が上昇するのを防いでくれます。
ですから、冷凍庫にはたくさんの食品を詰めるほうが良いようです。
とはいえ、どうしても空間ができてしまうということも日によってはありますよね。
そういう時は、食品の間を保冷剤で埋めるとよいでしょう。
保冷剤は、食品の購入時にもらえたりすることもありますし、 100円ショップなどでも手軽に購入できます。
そして、冷凍庫も冷蔵庫と同じく、開閉回数や開閉時間を減らすのが、節電の鉄則となります。
冷蔵庫も冷凍庫も、入れたものがすぐに取り出せるように、普段からきちんと整理しておきましよう。
それが、一番の節電につながりますよ。
冒頭で述べた通り、最近の家電は、エコ化が進み、毎年節電が進化しています。
節電以外でも使い勝手が良く、薄型でコンパクトになり、10年前の物と比べると見た目での違いも分かります。
そして、10年で1/2の省エネになっており、もし古い冷蔵庫をお使いであれば、検討した方が長い目で見るとお得ということになります。
冷蔵庫以外でも洗濯機、電子レンジ、ガスレンジ、エアコン等々、色々と買い替えは必要になってきます。
家電製品はいつ買ったをチェックしておいて、壊れる前に買い替えができるようにしておくと、壊れてからしまった!ということはなくなります。
家電製品の買い替えを計画しておいてくださいね。
特に冷蔵庫は年中付けっぱなしですので、電力が年間にすると一番かかっているのではないかと思います。日々の手入れも忘れず!
まとめ
省エネ化が年々進み、最新の冷凍冷蔵庫では、年間の消費電力量を比較すると、約2分の1になっているが、使い方次第では、さらに節電できる。
冷凍庫は詰め込み、冷蔵庫は詰め込まないことが節電につながる。
日々、節電の意識をもち、実践する。